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講演内容
2022年7月から、車両に関するサイバーセキュリティ(CS)対応を求めるUN-R155が順次適用され始めます。これには、CSプロセスの改善やCS文化の育成も求められており、CS対応能力の継続的な底上げが必要です。
今回、弊社の技術顧問である名古屋大学の倉地准教授をお招きし「自動車のCS強化に向けた品質&サプライチェーン管理」をテーマにして、CS対応能力の向上におけるポイントをお伝えいたします。
◆自動車サイバーセキュリティ強化への取り組みと今後の展望◆
この10年の間に、自動車に対する様々なサイバーセキュリティ上の脅威が指摘され、今日では自動車のサイバーセキュリティ強化は必須の技術要素となっています。特に、自動車の基盤技術として適用されるメッセージ認証技術など業界横断型の協調領域が標準化される一方で、先端のサイバーセキュリティ技術が競争領域として様々提案されています。今後、ますます活発化すると予想される自動車のサイバーセキュリティの現在の立ち位置と今後の展望について、我々の取り組みを交えて概説します。
◆Security Operation Centerの構築と運用における技術要素◆
自動車業界におけるSecurity Operation Centerの構築と運用に必要な技術要素として、以下の内容について解説します。
I) Webサイトなどに掲載されるCS情報を収集して該非調査を行い、
真の要因であるウィークネスの特定とその後の対応をハンドリングする業務
II) 車両内や車両外システムに対するサイバー攻撃の痕跡をログとして収集し、
攻撃成否の特定と対応をハンドリングする業務に必要な
データフォレンジックに関する一連の対応
◆自動車のソフトウェアアップデートに向けた組織能力◆
自動車への多様なニーズに応えるために、自動車におけるソフトウェアの役割はより重要さを増しています。製品の機能向上の為、あるいはセキュリティ対応の為にソフトウェアをアップデートできるようにすることが一般的となりつつある中、製品のライフサイクルに渡ってソフトウェアの品質を維持していくことは組織の課題となっています。
今後の自動車業界に必要となるソフトウェアの管理能力について、WP29ソフトウェアアップデート法規や各標準に触れながら解説します。
開催日時
2022年7月6日(水) 13:00 ~ 15:30 (オンライン)
開催方法
ライブ配信
※ Microsoft Teamsを利用したオンラインセミナー
参加費
無料
定員
500名
プログラム
1. 自動車サイバーセキュリティ強化への取り組みと今後の展望
名古屋大学 大学院 情報学研究科/倉地 亮 准教授
2. Security Operation Centerの構築と運用における技術要素
DNV/Cybersecurity Labプリンシパル 竹森 敬祐
3. 自動車のソフトウェアアップデートに向けた組織能力
DNV/Cybersecurity Labエキスパート 溝口 誠一郎
お問合せ先
DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
Kobe.bajfs@dnv.com
[終了][無料イベント] 自動車のCS強化に向けた品質&サプライチェーン管理
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