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ストルテンベルク・ノルウェー首相がDNVを訪問
ノルウェーは環境政策で主導的立場を目指します。

「クリーン開発メカニズムに欠かせない必要なことは何か。DNVのような第三者の認証機関の存在です。私は世界中を訪問して、クリーン開発メカニズムや割当取引制度について学んできましたが、世界でもトップクラスの専門知識を身につけている人たちがこんなに近くにいたことに、もっと早く気がつくべきでした。」と、笑顔を見せた。

ノルウェーは環境政策で主導的立場を目指します。

「ノルウェーは環境政策で主導的立場を目指します。次世代へ向け、汚染されていない自然を残すため我々がするべきは環境への配慮です。持続可能な発展の考え方に基づき、我々は次世代と連帯して国内外において環境政策を進めていきます」

ノルウェーのこの先2020年までのCO2排出量見込みは、およそ5900万トンに及ぶ。(全ての温室効果ガスはCO2に換算)そこで、ノルウェー政府は 1000-1300万トンの温室効果ガス排出量削減を要請する。さらに2020年までにノルウェーの森林における吸収の300万トンも含まれ 1300-1600万トンにもなる。2020年までに30%のCO2削減を実現するには、ノルウェーの排出量は2020年に3500万トンを超えてはならないことになる。

「1300-1600万トンのCO2削減と新たな森林育成で、半分から2/3の排出量削減が国内で可能です」

残りの削減は、京都議定書の柔軟性措置により、温室効果ガス削減プロジェクトから得られるGHG市場で取引できる排出クレジットの利用によって捻出する。そのうちのひとつとして、クリーン開発メカニズムがあげられる。先進国やその企業は、発展途上国における温室効果ガス削減プロジェクトに投資をすることで排出クレジットを得ることができるようになる。

DNVのような有効性を確認するための独立した第三機関が世界では求められている

「我々が掲げた目標を達成するためには、クリーン開発メカニズムのように国内はもとより国外においても投資していかなければなりません。我々の削減目標のうちいくらかはクリーン開発メカニズムのような柔軟性措置から得ようとしています。予定通り柔軟性措置が働くようにするためには、DNVのような有効性を確認するための独立した第三機関が世界では求められているのです。DNVの貢献は温暖化対策を成功に導く上で必要不可欠です。」

ストルテンベルク首相は最後に、排出量削減に加えクリーン開発メカニズムの注目すべき点として、途上国が資金供給や最新技術などの資源を増やすことが可能であり、一方で先進国は、自国の削減目標へ補完できる点を述べた。

気候変動に対する政策で自国が率先して取り組むべく、ストルテンベルク首相は多くの時間を費やしてCO2排出問題にさまざまな角度から取り組んでいる。首相は6月に、4名の主要アドバイザーとともにDNV本社を訪れ、国際的排出権取引や回収貯蓄する技術についてDNVの専門家たちと話し合った。CO2の回収貯蓄技術や排出権取引について国際的な認証機関であるDNVと意見交換をしたいとの想いからだった。

最後にDNVのCEOであるHenric O. Madsenが、政治が果たすべきリーダーシップと未来に向けての目標を確認し、この対談を締めくくった。

私たちに課せられた使命は大きい
DNV 気候変動サービス担当代表 Luc Larmuseau

今日、DNVには世界中に技術的専門知識を持つ地域に根ざした300名以上の熟練気候変動監査員がいます。クリーン開発メカニズム分野では、2007年7 月現在におきまして46%の認証をDNVが行いました。また、DNVは気候変動に関する政策を認証する‘もっとも優れた’第三機関として評価を受けています。さらなる拡大が予測されるこのエリアにおいて、我々は人、資源、そしてノウハウに多大なる投資をしています。インドや中国などの主要マーケットに着目しつつ、最も関心を寄せるアメリカにおいても精力的に活動を続けています。

来るべき未来へ向けての一歩として
DNV クリーンエネルギー・ユーティリティ担当、Elisabeth Torstad

私が考えるに、ノルウェーは、北海にCO2を貯める可能性に関しては十分に活用できていないのが現状です。空っぽの貯留を安全貯蔵として確保しておくと言うよりも、新しい技術開発でノルウェーを石油・ガス時代よりもエネルギー大国にとして確立できる可能性があると思います。 DNVは140年もの歴史と実績があり、世界でも事業を展開しており、これらの経験を持って進めていく能力があります。ここ数年でDNVはCO2回収貯蓄技術の経験を積んできました。それ以外にも気候変動に取り組むための代替エネルギーやエネルギーマネジメントについてもです。今我々が直面している気候変動に関する問題は、私たちが積極的に行動すべきだと思います。

ノルウェー王国首相
イェンス・ストルテンベルク

1959年生まれ。国務長官、環境大臣(1990年 - 1993年)、産業大臣(1993年 - 1996年)、財務大臣(1996年 - 1997年)を歴任し、2000年から2001年まで首相を務めた。一度政権を降りるが、2005年の赤緑連合の勝利により、10月17日に再び首相の座に就いている。経済学者の顔を持つ、ノルウェー労働党党首およびノルウェーの首相。