TOPページ > 三菱重工 長崎造船所(1/3) > ニーズ高まる医療機器指令(MDD)への対応 vol.2

三菱重工 長崎造船所 vol.3 トレーニングが世界の企業と戦う力になる

三菱重工 長崎造船所は品質マネジメントシステムをさらに向上させるため、DNVの講師派遣トレーニングを導入した。担当講師は、そのトレーニングプランにどんな意図を込めているのだろう。

< 前のページ | 1 | 2 | 3 | 次のページ >

トレーニングのキーワードは、現場の問題解決力のアップ。

中武氏 写真

トレーニング講師の二宮氏

-----今回、三菱重工 長崎造船所(MHI)様からはどのような経緯で依頼があったのでしょうか。

以前からDNVのセミナーやコースを利用いただいておりました。その信頼のもと、講師派遣サービスのご依頼をいただきました。今回はMHI様からいろいろなご要望があり、QC7つ道具※を使った改善セミナーを始め、QMS(品質マネジメントシステム)、EMS(受託生産サービス)、業務プロセスの改善などのトレーニングコースを提供しています。

※QC7つ道具
品質管理に関する数値的品質管理手法のこと。
パレート図、ヒストグラム、管理図、散布図、特性要因図、チェックシート、グラフの七つを指す。




ヒアリングより抽出した、三菱重工長崎造船所のトレーニング課題

コストのかかる不適合率を引き下げ、 品質改善の機能をさらに高めたい。 三菱重工 長崎造船所の製品製造は、少量多品種。専門的な能力を身につける教育訓練を、かつては自社で行っていたが、業務のスリム化により、伝達されるべき技能や技術が伝わりにくくい状況が出てきた。もう一度業務プロセスを見直し、品質向上の訓練を根本的に行う必要性を感じている。

DNVが提案した課題解決に向けたトレーニング内容

■1700名の全社員に教育トレーニングを実施。
  講堂での研修講義を繰り返し行う。
■年間スケジュールを作成し、さまざまな研修講義を定期的に開講。

主な講義内容
・現場の体質改善をテーマにしたQC教育の強化
・業務プロセスの見直しと改善
・選抜されたスタッフが参加する、QCエキスパート育成
 

-----ヒアリングや打ち合わせはどのように行っていますか。 その企業にとって最適なプログラムになるようにPDCAを廻すため、打合せは、新規コース開発の検討、プログラムの確認、講師の確認、受講後の評価やフォロー、など状況に応じて適時行うようにしています。実際、MHIの方と打ち合わせをするのは年に数回程度です。昼食時やコースの講義終了時に行ったり、メールで行うこともあります。

-----では、ヒアリングの結果から、どのようなトレーニングプランをMHI様向けに改編して提案したのですか?

MHI様のご要望では、現場で課題を発見し、現場で解決していく現場での問題解決力を向上させる、業務プロセスを最適化し、品質保証、顧客満足を徹底する、現場から幹部社員まで全職員の改善に向けた意識付けを行う、などをテーマに議論しました。最終的に、受講者の階層や職務の内容によって、できるだけ理解しやすく、業務に直結する活用しやすいトレーニングになるようプログラムしました。


-----トレーニング担当者として、MHI様へひと言メッセージをお願いします。

MHI様は、ISOに関わる部分だけでなく、業務プロセス全体の改善に向けて、真摯に取り組んでいます。受講者の意欲や理解度のレベルも高く、それぞれの職場で問題意識を持って、改善を実行している部分が多く見られます。今回提案のトレーニングは、ほとんどすべての部署を対象にしていますので、これからもそれぞれの部署で、トレーニングの成果、改善の実績を出していただきたいと願っています。

< 前のページ | 1 | 2 | 3 | 次のページ >

三菱重工 長崎造船所

大型タンカーや豪華客船などの各種船舶、発電プラント、環境保全設備など、多岐にわたる製品を製造。グローバルな活動と先端的な取組みは、世界からも注目を集めている。