株式会社ノーリツ ビジネススタイル
< 前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 次のページ >
5ヶ国でISO14001の国際統合認証を取得。

本社オフィス内の壁面。拠点を示す世界地図とともに、ノーリツの環境方針が拠点のある各国それぞれの言語で書かれている。
ノーリツは1997年に明石にあるNAM事業所ではじめてISO14001の環境マネジメントシステム(EMS)を導入し、認証を取得しました。それ以来、取得した事業所では継続的改善を行いパフォーマンスを上げていきながら、国内・海外を問わず、事務系事業所も含めたグループ全体で ISO14001の拡張に努めてきました。2007年4月には本社の国際事業本部とアメリカ、オーストラリア、ドイツ、中国の全5ヶ国で認証を取得しました。
この認証取得審査では、国際的にも定評のある環境リスクに重点を置いた審査が受けられること、世界各地に拠点のあるネットワーク性の高さから、審査機関にDNVを選びました。ノーリツにとって役立つアドバイスを本業とエコの両面から得ることができたと思います。
グループ全体の環境目標を定め、環境行動計画を作成。

ノーリツの給湯機器「エコジョーズ」は、給湯熱効率を95%まで引き上げた環境配慮商品。
ノーリツには、企業として循環型社会の実現を目指し、あらゆる企業活動において地球環境保全に積極的に取り組む環境理念があります。そして環境理念に基づき、環境マネジメントシステムの構築や環境リスクの低減などを環境基本方針に定め、環境行動計画を策定しています。ISO14001の取得もその一環です。
環境行動計画では、ノーリツグループが統合指標として独自に算出した環境効率(連結売上÷製品使用時のCO2排出量)を2010年に1.8にすることを掲げています。この数値は製品使用時におけるCO2排出量で言えば、2000年の技術レベルと比較した場合、6%減に相当します。
この目標を達成するために、特に重点化しなくてはならないのは、より省エネに優れた製品を開発・販売していくことです。というのは、実際に企業活動プロセスの中でCO2排出量が最も高いのは、お客様が製品を使用するときなのです。これはノーリツ全体が排出するCO2排出量の約99%にあたります。
現在、かなり環境性能の高い製品を提供できるようになりました。瞬間式の給湯器「エコジョーズ」では給湯熱効率を95%まで引き上げることができました。アメリカに多い、一般的なタンク式の給湯器の数値が60?70%ですから、世界の商品と比べても優れた結果を出せていると思います。CO2の排出量も大幅な差がありますので、その比較の差をデータに残して、アメリカで利用された結果としてのCO2削減量が、たとえば植林でいえばどのくらいの面積にあたるのかということも検証し、アピールポイントにすることも考えています。
事業所の機能面から、より統一化されたマネジメントシステムを作る。
今後は、2010年への目標へ向けてさらに環境マネジメントシステムの充実化をはかり、世界の拠点へ拡張していく予定です。ISO14001の認証取得では、さらに効率的で適した運営方法を構築するために、国際事業本部や営業部などノーリツ各事業部の機能を切り口に導入し、運営に取り組んでいるところです。ISOを取得する目的の根底には、日本を中心に方針をより一本化して、環境だけでなく品質や事業の拡大というグループ全体をマネジメントする側面もあります。
それにあわせて、ISO14001の部分だけ切り離して考えるのではなく、企業活動に関わる部分すべてにISOを軸にしたルールの展開をしてレベルアップしていこうという大きなねらいがあります。最終的に国内海外ひっくるめたカタチで、ひとつのシステム、本当の意味での国際統合の実現を考えています。

CSR推進部 環境推進室 室長 亘 秀明 氏
温水・空調機器の開発設計、品質保証(ISO9001)推進業務を経て、現職。
ノーリツグループの環境推進、環境経営を担う。

