前田直樹からの一言
第2回『日本の中で活動する外資系機関としての責務』
前任からゼネラルマネージャの職務を引き継ぎ、1年強が経過しました。
今までもそうでしたが、この1年は特に日本の中で活動する外資系認証機関としての、あるべき責務を常に念頭に置きながら活動をしてきた気がします。
私が考える外資としての責務、外資ならではの特徴は下記2点だと思っています。
・ グローバルな展開力を活動しての、包括的なサービス提供
・ 外資ならではの先進的なサービスの展開と導入
前者に関しては、発展途上国の追い上げ、円高、国内のコスト高を背景とした日本企業の海外シフトに対応するもので、既に国際統合認証や、国境を越えたサプライヤー網に対する2者監査等々で既に実績が多く、今、お客様からのご依頼が非常に多いのも正にこの部分の活動です。
後者に関しては、日本と欧州におけるISO認証の歴史の差が如実に現れている部分と言えます。既にISO9001や14001のような汎用ISO認証が飽和し、件数が減少に転じている中で、ISO認証でカバーし切れていないレーティグやリスクアセスメント等の先進的なサービスを、如何に日本国内に紹介、展開し、企業様に活用をして頂くか、という部分です。
今回の震災、及びそれに起因する原子力発電所の放射能事故と、日本製品全体に対する風評被害。震災によるサプライチェーンの寸断と、電力供給力不足による急激な省エネ機運により、日本国内での製造活動はますます困難になってきており、従来よりあった海外シフトの流れが更に強まったとも言われています。
このような状況下において、企業様からの我々のサービスに対する期待は大きく、同時に非常にシビアになってきていますし、メーカー出身の私の感覚からは、当然そうであるべきだとも思います。
我々は確かに外資系認証機関であり、外国資本のもとで活動を行ってはいますが、外資であるが故のサービスを用いて、日本企業の為に活動を行っているという自負があります。
昨年10月に、(株)日本環境認証機構(JACO)と資本提携を行い、日本の認証機関と手を携えて様々はサービス展開を始めた理由も上記の想いからであり、キメ細やかで企業間同士の人的な繋がりを重んじる日系認証機関と、先進的なサービスをグローバルに展開する外資系認証機関との組み合わせは、現在のような厳しい経済状況下にあっては、ますます重要なものとなっていくと確信をしています。
今後も、こうした基本的な“志”を決して忘れることなく、お客様のお顔、お声を念頭に常に置きながら、サービスを提供してまいる所存です。 今後ともよろしくお願い致します。

